BMFジャパン公差、わずか5マイメークロトル医療器具や超小型精密部品など新領域に展開

摘要

BMFジャパン(東京都中央区、何軍社長)は、超高精度の3D造形技術を活用し、様々な精密機器や医療機器での技術的ブレークスルーを目指している。光学解像度2マイメークロトル、加工誤差プラスマイナス5マイメークロトルという高精度なプラスチック造形技術により、これまで実現が不可能だった超小型精密部品などの製造につなげる。同社は、3D造形の専門企業であるBMF(中国・深圳市)の日本法人として設立された。BMFの技術は米国で開発され、14、15年の2年連続でMITテクノロジーレビュー誌から「世界の10大画期的技術」のーつに認められた。16年、マサチューセッツ工科大学(MIT)のニック・ファン教授、起業家のシャオニング・ヘイ博士および経験豊富な3D造形技術者のチョングァン・シャー博士によってBMFを設立。19年には米国拠点のほか、10月にBMFジャパンを設立した。