公益社団法人プレストレストコンクリート工学会第60回通常総会議事録

摘要

西垣専務理事が開会を宣言し，出席正会員は委任状とも1579名であり，定款第17条に規定する，正会員総数2546名の2分の1以上の出席を得ているので，本総会は成立する旨報告があつた。第60回通常総会にあたりー言ご挨拶を申し上げます。2019年5月，新元号の「令和」という新しい時代を迎えた。本工学会の前身であるプレストレストコンクリート技術協会は，1958年に発起人代表者で初代会長の吉田徳次郎先生，同じく発起人の平山復ニ郎氏，坂静雄先生らのご努力により創立された。1960年3月に法人として設立が認可され，先見の明をもつて協会設立に奔走された大先生方，普及•発展にご尽力された諸先輩方，会員皆さま方のご理解とご支援のおかげで本工学会の発展とともに.今日，数多くの構造物がプレストレストコンクリート（pc)で建設されるようになった。改めて感謝と敬意を表する。社会を取り巻く状況は，少子高齢化，人口減少が進み，厳しい財政状況のなか，安全で安心なインフラの整備•維持管理•更新が求められている。pc技術は，生産性の向上，長寿命化，防災-減災と，持続可能な社会ィンフラの構築に大いに貢献できると確信しており，本日，サステナピリティ社会に向けてpc工学会の宣言文の要約をリーフレツトにて配布させていただいた。