「アルミ切削加工のための低コス卜高能率加工技術：切削力センシング適応制御技術の開発〜」にまつわる話

摘要

アルミニウム合金は特殊なものを除き被削性が良く，比較的高能率加工が容易である力s,さらなる加工能率を追求するには加工の状態を定量的に把握し，切削条件を最適化する適応制御も視野に入れ，取り組む必要がある1)2).筆者らは，主軸のサーボモータ負荷を参考としながら加工条件やツーリングの仕様を見直し，高能率加工に取り組hできた.しかし，サーボモータによる切削力評価は，使用回転数によつてサーボモータ負荷の割合が異なり，切削力の変化に対する追従性が悪く，適応制御には向かないと考えた.そこで，マシニングセンタの主軸に力センサを埋め込み，直接切削力を計測できるセンシング主軸を開発するに至った.