低価格化実現した放射能分析装置を開発福島で実証試験行い今年度中の製品化目指す

摘要

JST先端計測分析技術·機器開発プログラムの一環として、三菱電機と九州大学は、食品などに含まれる放射性核種を短時間に測定し、同時に低価格化を実現する放射能分析装置を開発した。福島第一原発事故後、食品などの放射性セシウムを計測するニーズが高まっている。自治体や農林漁業団体、流通業者などにおいては、農畜水産物をはじめ食品中に含まれる放射性物質の検査が実施されているが、食の安全や消費者の信頼確保の観点から、より多くの食品について検査を実施していく必要がある。