Plastics Engineering Sep. 2018

摘要

ABIリサーチによると，2025年には自動運転レベル3～4の825万台の車両が走行するようになるという.運転者は走行に注意を払わなくてもよくなり，ルノーのコンセプトカ一「SYMBIOZ」に代表されるように，リビングと同等の快適性（居住性,機能）を，車内空間に求めるようになる.また車をシェアすることが多くなり，虹彩スキャン，顔認識，スマートフォン接続，又はバイオメトリック技術を介してアクセスするようになる.自動運転（AV：Autonomous vehicles)は，2025年までの実用化が期待されるが,それに伴いインテリアデザインが見直され，プラスチックと複合材料の採用が増加すると考えられる.現時点では，センサ，ネットワーク，車両コネクテイビティ，AI等の技術開発に焦点が当っているが,次はインテリアデザィンの見直しであろう.現状と大きく変わりそうな点は，デイスプレーであり，