世界のフードカンパニーその事業展開と包装戦略を探る第7回マースインコーポレイテッドぺットケア事業が好調、プラ分別施設開発も

摘要

今回は、世界最大級の菓子•ペットフードメーカー、マースインコーポレイテツド（以下、マース）について、その事業展開と包装戦略を探る。マースは、1911年に米国のワシントン州で、フランク•マースがキャンディーの製造を始めたのがルーッである。今では、菓子（チョコレート、ガム、キャンディーなど）ゃぺットフードで世界的に有名でグローバルな食品メーカーとなっている。マースの売上高は、現在年間約3.7兆円を超える規模で、世界の80カ国•地域で、約11万5000人を超える社員が事業を展開している。マースは、家族(マースファミリー）経営による企業運営をしており、創業以来、株式に上場しておらず、そのため、企業情報（特に財務データなど）が公開されていない。さらに、無借金経営という優良企業であり、持続的でかつ、独自の経営をしているという特徴がある。