2014年度全出荷額(実績)は18兆1,192億円、成長率4.0%

摘要

光産業技術振興協会は光産業動向調査委員会を設置して調査を実施し、2015年度の調査結果をまとめた。調査に当たって、7つの製品分野別調査専門委員会を設けて調査を実施。7分野は、情報通信、情報記録、入出力、ディスプレイ·個体照明、太陽光発電、レーザ加工·光加工装置、センシング•計測。情報通信には、光伝送機器•装置、光ファイバ融着機、発光素子、受光素子、光ファイバ、光コネクタ、光受動部品などが含まれる。非通信用個別受光素子、複合光素子などは「その他」に分類されている。アンケート調査は2015年10月に313社に対してアンケート調査票を発送し2015年12月から2016年2月に回収することで実施。回答を得たのは97社。ここでは、情報通信に関連する調査結果を中心に取り上げる。まず全体像を見ておこう。2014年度の光産業全出荷額(実縯)は18兆1,192億円(成長率4.0%増)ポ産業国内生産額(実績)は8兆7,425億円(成長率3.9%増)とプラス成長になった。2015年度の光産業全出荷額(見込み)は17兆4.377億円(▲3.8%)とやや減少の傾向が見込まれている。光産業国内生産額(見込み)は8兆4,177僮円(成長率▲3.7%)とやや減少と見込まれている。2016年度の光産業全出荷額は、横ばいと予測。光機器装置、光部品ともに横ばい。分野別に見ると、情報通信分野は横ばい、情報記録分野はやや減少、入出力分野は横ばい、ディスプレイ·固体照明分野はやや増加、太陽光発電分野は減少、レーザ•光加工分野はやや増加、センシング·計測分野は横ばい。2016年度の光産業国内生産額(予測)ばい。光機器•装霞、光部品ともに横ばいと予測している。情報通信分野に関しては、2014年度出荷額は5,185僮円(成長率▲9.3%減、構成比2.9%)、生産額は4,413鐘円(成長率▲14.3%、構成比5.0%)だった。