理研BNL研究センターとRHICにおけるスピン物理研究

摘要

米国ブルックヘブン国立研究所では、RHIC加速器を用いた衝突エネルギー200GeV、500GeVの偏極陽子-陽子衝突実験、さらに200GeVのウラン-ゥラン原子核衝突、銅-金原子核衝突実験のデータ収集を7月までに完了した。PHENIXが500GeV偏極陽子-陽子衝突で収集した積分ルミノシティ30pb~(-1)はRunllの1.1倍程度であるが、Runllがおよそ10週間かかったのに対しRunl2ではその半分の5週間程度で達成しており、ルミノシティパフォーマンスと安定性は確実に向上している。