2021年3月期調査·分析=建設物価調査会構造用合板は3都巿とも横ばい

摘要

2021年3月調査では、木造戸建て住宅の動向を紹介する。コストの動向を示す工事原価指数(11年=100)は116.5と、前月比が0.1%の上昇であった。専門工事別で見ると、基礎が0.8%の上昇、電気が0.6%の上昇、木工が0.1%の上昇であつた。変動の主な要因は、生コンクリート、電線ケーブル、木工などの工事費や資材価格の上昇である。輸入材の価格が高騰する「ゥッドショック」の影響はみられない。2～3カ月後の「木工」に表われる可能性がある。前年同月比では、工事原価指数が0.4%の上昇であった。専門工事別で見ると、基礎が1.9%の上昇、電気が1.7%の上昇、内外装が1.4%の上昇、衛生が0.3%の上昇。一方で木工が0.4%の下落であった。変動の主な要因は、鉄筋、電線ケーブル、生コンクリート、衛生配管などのェ事費や資材価格の上昇である。