「モダニズムからヤンキーへ」の執筆を終えて

摘要

「モダニズムからヤンキ一へ」（本誌1305)に対して， 予想外にさまざまな意見，感想が寄せられた.特に, 吉田五十八先生の設計に携わられ，今曰の第五期 歌舞伎座の設計に際しても，劇場監修として，多 くの貴重なご意見を頂いた今里隆先生から，多く のご指摘，ご教示を頂いた.ひと言でいえば，岡田信一郎の華やかな第三期歌舞伎座を，吉田五十八は第四期において，工業化社会風のモダニズムテイス卜の歌舞伎座へと変身 させた，と僕は理解していた.