直島港ターミナル

摘要

港のシンボルとなるような大きさを効率よく得るために，FRPの球を立体的に積み上げる 方法を採用した.港という敷地の特性を利用して，直径4mの半球を海に面する造船所 でつくり，それらを敷地まで直接船で運ぶことにした.各球体のパーツは，ガラス繊維を 重ね塗りすることによって現地で容易に繫ぐことができる.それぞれの球体は，木造のフ レームに3〜4力所で支持されるだけのシンプルな構成で，ファサードを支持するための 二次部材もち必要ないため，全体がシームレスに繋がる立体とすることができた。