日本基督教団 本多記念教会 2018予定

摘要

本多記念教会は、代官山駅から程近い住宅街の路地に建つプロテスタント•メソジスト派の小さな教会で、現教会堂が同地にて築50年を迎えるにあたり建替えにむけて新会堂を設計している。敷地が狭小かつ傾斜地故、地階に集会室、1.2階に礼拝堂、3階に牧師住居を配置する4層建物となるが、2.3階を金属板葺きによる1つの大きな屋根のように見せることで、周辺環境の小さなスケールに寄り添うよう配慮するとともに、4層建物でありながらも誰もが共通して持つ〈家〉のイメージとして記憶されることをめざしている。礼拝堂内部においては、上階に住居があるように感じさせない天井デザインが求められ、白い〈膜屋〉を連窓させるシンプルかつ象徴的な形状、光の陰影をもとめて設計している。