実態に即したルール整備をMEPC70で新G8見極め期間等提案

摘要

マーシャルアイランド海事局(IRI)はバラスト水管理条約に関して、海事クラスターの実態を踏まえた制度への改正を志向する。昨年10月の国際海事機関(IMO)·第70回海洋環境保護委員会(MEPC70)では、処理装置の型式承認を規定する新たな指針「改正G8」の浸透を図る見極め期間を設けることや、旧G8のもと型式承認を取得した装置を先行搭載した船主が、改正G8有効後も不利益を被らないことなど、きめ細やかな運用改善策を提案した。岡本雅治曰本局長、田村研テクニカル·オフィサーに本条約に係る同社の取り組みを聞いた。