茨城大学図書館の「菅文庫」を含む貴重書コレクション

摘要

茨城大学図書館は,本館(水戸キャンパス),工学部分館(日立キャンパス),農学部分館(阿見キャンパス)の3館からなり,本学における学術情報の基地として,図書の閲覧•貸出に加えて,電子情報資源の提供,機関リポジトリの構築,教育学習支援活動,所蔵史料の展示などを行っています。現在,蔵書数約100万冊,研究•教育のサポート,学生サービスの充実や地方大学の特色を生かして地域に開かれた図書館を目指しています。また,本館が所在する水戸市は「大日本史」の編募をはじめ多くの文化事業を興した水戸藩第2代藩主徳川光圀や第9代藩主斉昭が創設した弘道館や偕楽園を有する歴史と伝統のある街です。水戸藩は尊皇攘夷の先鋒として幕末,諸藩に大きな影響を与えました。