ヤンゴン港ティラワ地区コンテナターミナル建設工事

摘要

ミャンマーの旧首都であるヤンゴンは、全人口約5,280万人のうち1割弱にあたる510万人が生活し、国内生産の約22%を占め、その経済活動は、今後ますます活発化することが予想されている。ミャンマー最大の貿易港であるヤンゴン港は河川港であるが、河口部の水深は浅く、航路幅も狭い。そのため、大型船は河口沖で潮待ちしながら入港し加えて、河口から港までは狭い水域があるため、必ずパイロットが乗船することになつている。ヤンゴン市内に隣接しているヤンゴン地区では、水深および航路幅の制約がさらに厳しい箇所があり、夜間の航行が禁止されている等、利便性に問題が生じてきている。