北陸新幹線の（長野-金沢間）の完成に向けて

摘要

北陸新幹線長野-金沢問は2014年初（平成26年度末）年度末完成を目指し、最後の追い込みに入っている状況である。北陸新幹線は、北陸地域の発展を目的とした高速交通体系の骨格を担う基幹施設であり、安全かつ省エネルギーで環境にやさしい大量輸送機関で、東海道地域が災害に見舞われた場合の代替輸送機関としても期待されている。この路線を完成させるには、北陸新幹線のランドマーク的存在である「飯山トンネル」の早期貫通が課題であった。飯山トンネルは、フォッサマグナ糸魚川・静岡構造線の東側に位置する長野県飯山市から新潟県上越市に至る延長22km251mのトンネルである。