8月号を読んで

摘要

特集「グローバル人材が拓く土木の未来」の主査は、巻頭言においてグ口ーバル人材について①社会人基礎力、②外国語でのコミュニケーション能力と日本人としてのアイデンティティ、③肉体的かつ精神的なタフネスを有する人材、と紹介している。しかし、「よく考えると具体的な人材像ははつきりしない」と告白している。まさに言い得て妙である。今回の特集で残念に思うことは、グローバル人材のコンセブトを明確にする座談会が企画されていなく、それぞれの分野における海外業務や個人的な見解の紹介に留まつていることである。