ラオス国ナムニアップ1水力発電事業オールジャパン体制でのパッケージ型インフラ輸出

摘要

近年、「パッケージ型インフラ輸出」が高い関心を呼んでいる。アジアを中心とした発展途上国では急速な経済発展に伴って電力、道路、鉄道や上下水道などインフラ整備に旺盛な需要がある。これらのインフラ整備を受注するために官民連携の協力体制を通じて、設計·製造から完成後の運営·維持管理までをパッケージ化することで競争力を強化し、国際市場で優位性を確保するものである。今般、当社は東南アジアのラオス国においてハイダム建設を伴う水力発電事業に携わっており、発電所を建設·維持·運用し、そこから得られる電力を隣囯タイに売電する計画である。本稿では、現時点で建設段階にある本事業の概要とともに案件形成から着工までの経緯と現状について紹介する。