4年目を迎えた「産学協働·留学生サマーセミナー:本のインフラと産業社会を学ぶ」:インフラ·システムの海外展開を見据えて

摘要

2014年夏に初めて「新幹線」をテーマにして第1回目を開催してからもう4年目となるが、毎夏、「日本のインフラと産業社会」を扱った「産学協働·留学生サマーセミナー」を実施してきた。わが国の大学(大学院)で勉強している海外からの留学生を受講者にした、インフラ分野とそれに関連した産業分野の集中セミナーコースである。以来、関係する民間企業と筆者ら大学教員が協力して企画·運営し、①トップクラスの専門家(実務者·研究者)による講義、②リアリティあふれる現場·現業見学、③企業トップによるエグゼクティブ·レクチヤー、④行政トップも招いた懇談·懇親会などを構成要素としている。2016年の夏までに合計4回を実施してきた。各回とも参加者を40名程度に絞り、全国の主要な大学から理系·文系を問わずさまざまな分野の大学院の留学生を対象に募集し、1泊2日もしくは2泊3日で実施している。