東日本大震災による青森県•岩手県北部主要港湾施設及び船舶の二年半後の津波被害復旧の実態調査

摘要

平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、未曾有の大津波に遭遇し、各県の港湾は大被害を受け、港湾機能が著しく低下した。著者らは、港湾関連施設、特に、船舶の被害状況の把握を目的に、東北から関東の太平洋岸の主要港湾の実態調査を行ってきた。これまでに、青森県•岩手県北部主要港湾として、八戸港およぴ久慈港を対象に、震災半年後に震災被害の事態調査を実施した。続いて、第二回目として、1年半後に被害からの復旧状況の調查を行った。