急冷凝固鋼中のりん偏析と硫化物析出の関俿：鋼スクラップ中の不純物元素活用

摘要

製鋼段階での除去が困難な不純物である鋼は，スクラップrn鉄循環利用の中で，鋼中書横濃度が漸増することが懸念されrnている．また，製鋼における代表的不純物である硫黄とりんrnは，靭性の低下，溶接性の悪化など，鋼の性質を低下させるrn元素として知られている．一方，硫化物は，サイズの大きなrnものは機械的性質の低下を招き，形状が球でないものは材料rn異方性の原因となるなどの問題がある．