2.ヒューマンインタフェースを支える画像認識技術2-2.画像認識を用いたインタラクティブサーフェス用入力手法

摘要

1．まえがき現在，タッチパネル機能を備えた携帯電話やパッド型端末が急速に普及している．目的の情報に指で直接触れ，簡単なジェスチャで操作を行うことができるという自然で直感的なインタフェースが人気の理由である．さらには，水平なテーブルに情報を表示し，これを直接操作するテーブルトップシステム，壁のような大型垂直ディスプレイに情報を表示・操作する壁型ディスプレイなど，これらをまとめてインタラクティブサーフェスと呼ぶ．インタラクティブサーフェスの特徴は，出力装置が入力装置としての機能を合わせ持つ点である．また，指先だけによるマルチタッチ機能のみならず，面全体でのインタラクションや，手指ジェスチャなども今後重要になってくると考えられる．