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摘要

豊田工業大学の岡本正巳准教授らは，植物由来のポリ乳酸 で，穴が貫通した状態の多孔体の作製技術を開発した。ポリ乳 酸に塩やラジカル反応を起こすためのt－プチルパーオキサイド を混合，100℃に加熱すると，ラジカル反応で分子同士が結合， 高分子化してポリ乳酸の硬度が高まる。その後，水に浸せば塩 だけが溶け，溶けた跡が貫通した穴となる多孔体ができる。