ブレース不要でスマートな外観を実現！工期短縮•経費削減も可能な耐震補強「PG工法」

摘要

従来の耐震補強工事においては、建築物の窓スペースにブレース(筋交い)を取リ付けることで補強するという工法が一般的であった。これに対し「PG工法」は、ブレースを設置せず柱や梁にH形鋼の鉄骨を取り付けるだけで耐震強度を高めるというもので、最も大きな特長は、従来工法の課題とされていた「ブレースにより外観や視界を損ねる」という問題を解消している点である。また、工期短縮や経費削減なども可能にし、わが国の耐震改修を大きく推進する技術として注目されている。同工法は特許(第3832581号)や建築技術性能証明などを取得済みであり、すでに、全国各地の県庁や校舎などで実績を重ねており、約80件の実績がある。その詳細について、本工法開発者であり、PG耐震補強システム研究会会長である、㈱森林経済工学研究所代表取締役 今井克彦氏に伺った。