集合住宅団地居住者の属性及び再生希望に着目した合意形成意識に関する研究

摘要

This article attempts to clarify matters as follows. 1 What is the adequate ratio of agreement dwellers living in rental houses or condominiums consider for the refurbishment of respective common spaces? 2 Could the relations of their consciousness on agreement be existing between attributions of dwellers and target spaces of refurbishment? 3 Also what kind of relations between laws/acts and consciousness of dwellers is existing?%我が国において、マスハウジング期に大量に建設された集合住 を今後とも住み続けるに相応しいストックとし、いかに再生 させるか、その手法を考えることは重要な課題である。本研究では、 賃貸集合住宅においては居住者（以下「P1」）が、又、分譲集合住宅 においては所有者（以下「P2」）兼P1である居住者が、各々DⅡ（住 棟）レベル（表1：「意思決定レベル」参照）以上の再生対象部 位毎に、各々どの程度の合意割合が再生工事を行なう前提として適 当であると考えているかを抽出している。更に、その結果を前提と して、居住者の属性、居住者の当該部位への再生希望の有無と、合 意形成意識間の関連を明らかにした。