建物のスケールと配列による団地の空間構成: 現代日本の都市空間における建物分散配置による空地の構成形式に関する研究

摘要

個別の建物が集合した都市空間において、団地は一敷地で複数のrn建物からなる都市環境を形成している。こうした団地には、rn高度成長期に数多く建設された集合住宅団地における住棟群や、近rn年の再開発地区における超高層マンション群などがみられ、建物のrn隣棟間隔や、高容積の建物に付随して設けられる公開空地、まrnた敷地外で面する公園や河川等により、特徴的な建物と空地の配列rnによる都市環境が形成されている。特に近年では、老朽化した集合rn住宅団地が更新期を迎えるとともに、多くの新たな開発がなされてrnおり、そこでは、いわゆる南面平行配置の建物群において容積率のrn増加に伴い団地内の環境が更新されたり、従来はみられなかった超rn高層の住棟により周辺市街地との対比的な関係が生じるなど、建物rnの形態のみならず規模を含めたスケールについての空間構成がrn問題になっている。