台北市の「国民住宅」における戸外共用空間の利用実態：台北市の「国民住宅」における生活領域形成に関する研究その1

摘要

以上、台北市の国民住宅8団地における戸外共用空間の利用実態rnを多角的に検討した。主要な結論は以下のとおりである。rn①戸外共用空間の利用率は60～80％程度であるが、各団地に共通しrnて利用形態は［家族］を中心に［一人］［友人］、行為内容は［移動rn（散歩等）」を中心に「静的」「動的」「食事」「育児」「介護」「交換」、rn実施時間帯は「夕方」を中心に「午後」「夜」「朝」「午前」と極めてrn多様であり、その実施頻度は一人＞家族＞友人の順、静的＞移動≧rn動的＞食事≧育児≧介護＞交換の順であり、最も頻度の高い［一人］rnの「静的」では「週2～3回以上」が30～50％となっている。