2000年鳥取県西部地震の10年後の住宅再建支援の実態と住民意識からみた課題

摘要

The problem to consider the overall victim of an accident support which is based on a case of western Tottori earthquake、this research is having to do the exercise judged from the reality of the housing reconstruction support and resident's consciousness 10 years later Resident's endurance of the settlement consciousness、population and number of households were maintained by doing housing reconstruction support. But it is difficult to say that housing as peculiar culture in an area was constructed Therefore housing reconstruction support has to consider a rehabilitation plan including repairs and ways of construction、to contribute to peculiar cultural maintenance and succession.%地震対策には、公助、共助、自助が大切である。公助については行政による支援、共助についてはコミュニティで助け合う、自助については自分で自分を助けることである。今回は中山間地域でありコミュニティの強い地域を対象にしており、住宅再建支援には特に、行政による支援(公助)と住民みずからが自立して再建しようとする意識(自助)があいまって初めて可能と考えている。そこで、はじめに住宅再建支援に対する行政の対応、次に公的支援に対する意識を含めた各地域の住民意識の順にまとめを構成している。 (1)1998年に制定された「支援法」は、初めて全壊や居住不可能者の世帯に100万円を上限に現金支給を定めた。2000年鳥取県西部地震は、制定当初の内容で運用された。2004年新潟県中越地震は、法改正が成され直後の地震で、「居住安定支援制度」の追加や、大規模半壊世帯も支援対象となり拡充が図られた。その後2007年の法改正は、住宅再建の形に応じて最大300万円を定額方式で支給し、使用目的や支給対象の年齢及び年収要件を撤廃した。