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ARCHITECTURAL CONSERVATION INTERVENTIONS ON THE ROCK-HEWN CHURCHES OF LALIBELA, ETHIOPIA: A study on traditional conservation skills and local communities' reactions to the UNESCO's preservation interventions

机译:埃塞俄比亚拉里贝拉岩石教堂的建筑保护干预:传统保护技能和当地社区对教科文组织保护干预措施的反应研究

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摘要

This study is about the architectural preservation tradition on the World Heritage site of Lalibela rock-Hewn churches of Ethiopia. The traditional conservation knowhow and skills, their role in the preservation of the heritages; and the local community's involvement on the preservation efforts from 1950s onwards, are the main focus of the study. Field research, key informants interviews and literature study were primary data gathering methods used. It is apparent that, there was a traditional architectural conservation know-how and skill that keeps the rock-hewn churches and the associated intangible cultural assets living intact under heavy manmade and environmental burdens. But, the arrival of the national and international conservation interventions estranged the local knowledge and skill. Thus, the local traditional knowhow and skills began to disappear and the community to feel excluded from playing its rightful role on the preservation of the heritages, by and large, belongs to him.%本研究は、世界遺産であるエチオピア•ラリベラの岩窟教会群(以 下、教会群)における建築保存の伝統に関する研究である。分析の主 対象は、1950年代以降の国内おょぴ国際機関による建築保存活動へ の介人に対する地域コミュニティの反応である。建築遺産保存活動 について、地域コミュ-ティの関与と認識に関する調査を行うこと によって、どのように伝統的な保存のノウハウと技術、文化的-宗 教的資産、空間の本質が相互に連関し統合されているかが、調査の 中で特に注目した点である。エチオピアでの現地調査、主要な関係 者へのインタビュー、文献調査が主な研究方法である。 1950年代半ば以来、教会群には5回の主要な修復と保存活動が行 われた。これらの主目的は、漏水による損傷を防ぐことにあった。 欠損した部材の修復、損傷部位のメンテナンス、モノリシックな教 会の壁や屋根において進行しつつあるクラックをおさえることも追 加的な任務であった。対象となったのは、全11件の教会のうちの5 件で、そのうち4件は、イタリアの建築家の主導によりイタリアの 個人および企業が行ったものである。つまり、これらはョ一口ッパ、 特に西ョ一口ッパを中心としたアプローチによるものである。5回 の主要な修復と保存活動のうちの3回では、UNESCOが、資金援助、 事業目的とガイドラインの設定において直接的に関与した。直近の 1989年と2007-08年の2回の修復と保存活動は、本教会群が1978 年に世界文化遺産に登録された後である。 一般的に、地域コミュニティは教会が自然災害および人的危害か ら適切に保護されることを強く望んでいる。特に、1950-60年代の 無責任な修復がもたらした損傷は、地域コミュニティを失望させた。 地域コミュニティは修復計画の過程で無視され、担うことができた 役割は専門技術を必要としない単純労働に限られた。地域外からの 物理的介入の結果は惨憺たるもので、教会建物をつくる材料の完全 性と美的価値は損なわれた。複合的な教会建物群と、それらがたつ 地域全体のランドススケープとの間に継承されていた、厳密な相互 関係が担保していた地域の価値は侵害された。これは主に、プロジ エクトに従事した外国人が、地域や宗教的伝統の本質を理解してい なかったことや無視してきたことが原因である。1966から67年 のUNESCO主導による介入の開始に伴い、教会建物をつくる材料 の完全性と美観上の価値を維持する試みに対する関心が高まった。 一方で、地域コミュニティを修復と保存活動の計画と実行プロセス から除外、あるいは完全に関与を除外しないまでも、専門技術を必 要としない単純労働に限定する状態は継続した。場所の本質に対す る侵害は悪化していった。これらの修復と保存活動は、地域外他者 による介入のあり方という観点においても、現在でもいまだ大きな 問題である漏水の問題解決という点においても効果的ではなかった。 遺産保護のため地域コミュニティが関与することの重要性、およ び伝統保存のノゥハウと技術開発の重要性は、これら5回のプロジ ェクトを通して完全に無視あるいは損なわれていた。伝統的な保存 のノゥハウとメカニズムに対する理解は乏しいままで、個人や年長 者の記憶に留まっているのが現状である。それらの記憶すらも、ド キュメント化が不十分なことや、保存プロジェクトを担う国内外関 連機関の関心の低さによって、失われる瀬戸際にある。 以上から、計画から実施までのプロセスを通して、地域コミュ二 ティがコアになることによって、対象の内にある本質を洞察できる ような保存活動における事業の在り方、国家機関、すなわち文化遺 産の研究と保護のための機関(AECCH)が検討する必要があると考 える。UNESCO、 ICOMOS,世界文化遺産センターなどの国際機 関、教会保存の役割を担うあらゆる国際機関は、世界文化遺産保護 のために、地域コミュニティが担うことのできる役割に対して焦点 を当てるべきである。遺産保存がサスティナブルであるべきとの観 点にたてば、地域コミュニティが携わることの複合性と利点を認め る、新たな仕事のシステムをつくりあげることは時宜を得たもので ある。一方、地域コミュニティは、文化財のステイタスにかかわら ず積極的に保存活動を主導すべきである。エチオピア•ラリベラに おける岩窟教会群のようなリビング•ヘリテージを中心とする世界 遺産は、固有の地域コミュニティに非常に密接に関連しているだけ でなく、国内と国際社会と人類の財産であり続けるものである。
机译:None

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