1934年施行の「朝鮮市街地計画令」による群山市街地計画に関する研究

摘要

本研究は、1934年6月20日に公布された「朝鮮市街地計画令」~(1))によって1938年5月9日に告示された「群山市街地計画」~(2))についてその決定過程と計画の特徴を明らかにすることを目的としている。群山は、韓国全羅北道の西海岸に位置する港湾都市である。北を流れる錦江の河口に位置し、西は黄海に面している。1899年5月1日に開港し、1899年6月2日には各国居留地が設定された。1914年4月1日から群山府となり、植民地期はそのように呼ばれていた。1935年の人口は41,077人、面積は約4.6 km~2であった。