袖壁・腰壁・垂れ壁を活用した実大5層鉄筋コンクリート造建築物の静的載荷実験を用いた損傷評価分析rnその3：RC 造両側袖壁付き柱の損傷と変形に関する研究

摘要

過去の大震災において，構造部材の損傷は軽微にも関rnわらず構造計算上考慮されていない非構造部材の損傷がrn顕著で取り壊しになった建物が多かった。しかしながら，rn損傷低減の観点から，RC 造非構造部材の変形と損傷性状rnの関係性を分析した研究は少なく，その多くは縮小試験rn体の実験から得られた結果に基づくものである。そこでrn本論では詳細に損傷及び変形計測を行った2/3 スケールのrn両側袖壁付き柱試験体2 体の実験結果と実大5 層架構内rnの1 階両側袖壁付き柱部材2 体の実験結果を用いて，そrnれらの部材の損傷量と変形の相関性，具体的に，ひび割rnれ長さや幅，コンクリートの浮き・剥落を対象に検討しrnた。