高強度高靱性セメント系複合材料の耐凍害性および自己修復性能に関する実験的検討

摘要

本研究で対象とする高強度高靭性セメント系複合材料rn(以下，UHP-FRCC)は，複数種の繊維によるハイブリッドrn補強で，可視レベルから微細レベルのひび割れを効率的rnに架橋し，圧縮強度200N/mm2 以上，引張強度14N/mm2rn以上，最大荷重(引張)時のひずみ1.0%以上という優れたrn力学特性およびひずみ硬化特性を有する1)。加えて，ひびrn割れの分散･微細化による高い自己修復性能を有することrnも報告されているが2)，本材料の耐凍害性に関する知見はrn少ない。そこで本研究では，UHP-FRCC の耐凍害性につrnいて検討するとともに，凍結融解環境がその自己修復性rn能の発現に及ぼす影響について実験的に検討した。