2015 年ネパール地震によるバクタプル市の建物被害に関する構造調査研究

摘要

バクタプル市の煉瓦造住宅での常時微動計測を行い、rnフーリエスペクトルから建物の振動特性を調べた。構造rnの違いや破壊の有無によらず1 次固有振動数は概ねrn3Hz~5Hz 程度であると推定できた。なお、外観上明らかrnな破壊が生じていた無補強煉瓦造の建物に共通して、高rn次振動数の振幅レベルが増加する傾向が見られた。