高力ボルト摩擦接合滑りダンパーの開発その１９ 面外変形下のダンパー部材の構造性能（間柱タイプの実験結果）

摘要

間柱タイプの高力ボルト摩擦接合滑りダンパー(FSD)部rn材を対象として、面外変形下での動的載荷実験を行った。rn今回の試験体（試験体S-1,S-2）に関して得られた結論は、rn以下の通りである。rn1) 層間変形角 1/100 相当の面外変形の有無がダンパー部rnを含めた部材全体の面内方向の構造性能に与える影響rnは小さい。rn2) ダンパー部ウェブプレートに面外曲げ変形が集中するrn変形モードが見られたが、ダンパーは終始スムーズにrn作動した。rn3) FEM 解析により、実験時の変形モードを概ね再現できrnることを確認した。