観覧施設客席における観客の避難開始判断のばらつきを考慮した避難開始率と接触率の検討

摘要

2020 年東京オリンピックに向け多くの観覧施設が新築rn又は改築され、収容人数の増加が進んでいる1）。大人数がrn滞在する観覧施設において避難が必要な状況では、放送rnや人的誘導により避難が促されるが、このような誘導にrnよっても観客全員が一様に避難開始はせず、個々人によrnり避難開始判断が異なることが既往のアンケート調査よrnり示唆されている2）。しかしその中では、周囲の人に合わrnせて避難を行うと回答した人も多く、このような追従効rn果を期待したうえで避難誘導を行えれば、効率的に避難rn開始率を高めることができる。他方、観客席通路は非常rnに狭いことを考慮すると、一部の人が避難をし、他の人rnが避難をしない状況では、観客間の接触による危険が予rn想される。