普天間飛行場基地跡地計画における提案型研究 その3: 流域水収支推計に基づく大規模開発時の土地利用計画策定支援の理論的枠組み

摘要

著者は､地元大学の地域貢献として､H23 年度から継続rn的に普天間飛行場基地跡地利用計画の調査研究を進めてrnきた｡H27 年度からは普天間飛行場(基地内の緑地率70％)rnがあることによって､結果的に涵養されている宜野湾市西rn海岸に存在する湧水群が､今後の基地跡地の返還及びそのrn後の開発によって枯渇してしまわないために､どのようなrn緑地計画が有効であるのかについて湧水･地下水利用の需rn要面及び湧水の流量調査などをﾍﾞｰｽとして提言を行ってrnきた注1)2)3)4)5)｡本稿では､既報を含めた全ての検討の中で､どrnのような段階を踏み､基地内に立ち入れず地下水流動の主rn流となるﾀﾝｸﾓﾃﾞﾙが組めない中で流域水収支の推計を可能rnとしたかの理論的枠組みを概説する事を目的とする｡