外国人居住地における物理的環境特性と滞留行為の相関性に関する研究—神戸市北野町山本通を対象に—

摘要

我が国には１９世紀半ばに政府によって設けられた外rn国人居留・居住地が点在しており、現在はまちなみや文rn化を活用した観光地として開放される傾向がある。 “居住”rnという特性を“観光” へと変換した際には空間の物理的変rn化が発生する。そのため、地区の実態を明らかにし、こrnれからの観光地化への指針を示すことが求められている。rn特に地区内空間でのアクティビティは物理的環境と密接rnな関係があると考えられる。そこで本研究では地区を構成rnする空間的要素と人々の活動である人的要素の相関性にrn焦点を当てる。本研究の対象地である神戸市の観光地化まrnでの変遷研究(*1) や住民視点での生活拠点と居場所に関すrnる研究(*2) はあるが、物理的環境と行為の相関性に当てたrn研究は見られない。本研究の目的は、外国人居住地の１）rn物理的環境特性の抽出、２）滞留行為との相関性を分析、rn３）地区の空間評価を行うことによって今後のまちづくりrnを行うための指針を提示することである。