多数の観測強震動を用いた免震層の最大変位の解析的検討その７ 上下水平応答スペクトル比の平均と上下動成分係数の検討

摘要

本報告ではK-NET、KiK-NET で観測さrnれた工学的基盤相当の地震動記録のうち72 の強震動rnを抽出し、上下水平応答スペクトル比を計算し、上下rn動成分係数を提案した。既往の文献と似た傾向を示しrnているが、提案係数の方が小さな値に設定できる周期rn帯もあり、設計的に有用と考えられる。rn免震や超高層建築物など、上下動応答の影響が比較rn的大きくなる建物の設計において、これらの精度を高rnめていくことは、今後も必要な課題であると思われる。rn今後は内陸型や海洋型、また発震機構の差異などの分rn類のほか、深部地盤構造の影響など、様々な観点からrn分析を行うことが望ましい。