高強度せん断補強筋を用いたRC 造梁におけるせん断補強筋配置形式がせん断ひび割れ幅に及ぼす影響その 1 実験概要および実験結果

摘要

本稿では，高強度せん断補強筋を用いたRC 造梁試験体rnに対する曲げせん断実験の結果，以下の知見が得られた．rn1.各試験体の破壊形式は，p_w＝0.28%の試験体では付着割rn裂ひび割れを伴うせん断破壊型，p_w＝0.57%のF_c30 試験rn体では曲げ降伏後の付着割裂ひび割れを伴うせん断破rn壊型，p_w＝0.81～1.14%の試験体およびp_w＝0.57%のrnF_c60 試験体では曲げ降伏後のせん断破壊型であった．rn2.塑性理論式に基づく終局せん断耐力は，実験結果を安rn全側に評価し，荒川mean 式に基づく終局せん断耐力は，rnDB30-2W20 を除いて，実験結果を安全側に評価した．