高齢者福祉施設のBCP 策定に関する基礎的研究: 静岡県沿岸部の高齢者福祉施設を対象としてー

摘要

調査結果から，BCP を策定している施設は全体の約rn32％にとどまり，策定していない施設では，策定に必要rnな情報不足や策定する費用・人材に余裕がないことがわrnかった。このことから,今後BCP の策定の推進には，行政rnの対応や支援が不可欠と考える。また施設と事業継続マrnネジメント団体との交流の場として，BCP の説明会を多rnく設けるのも一つの解決策になると考える。以上より，rn高齢者福祉施設は災害弱者を多く抱えていることから，rnBCP を策定していないことが問題点であり，各施設の施rn設長が事業継続の重要性を再認識し，行政は各施設に対rnし，積極的にBCP 策定スキーム等の周知を図り，人的面rnや費用などを最小限に抑えた運用性の高いBCP を策定すrnる必要があるものと考えられる。