超高層建築物における連壁杭を有するパイルド・ラフト基礎の設計その3 杭の鉛直載荷試験

摘要

計画するパイルド・ラフト基礎にて採用する場所打ちrn杭（連壁杭を除く）には、逆打ち工程時にマットスラブrnが構築される前までに最大60MN の鉛直荷重が作用する1)。rn敷地地盤（図1）は、比較的浅い深度から洪積層の互層地rn盤が出現し、杭の先端部は換算N 値が200 以上を示す砂礫rn層に、また軸部の大半は換算N 値が概ね100 以上の砂礫層rnと硬質シルト層にある。近隣の載荷試験デーrnタ2)より、杭の支持力は建築基礎構造設計指針rnの上限値3)を超えることが予想された。その3rnでは、場所打ち杭の設計に用いる極限先端支rn持力度qpuと極限周面摩擦力度τuを確認するたrnめに行った鉛直載荷試験の概要を報告する。rn試験にあたってqpu とτu の目標値は各々rn9000kN/m~2、250kN/m~2 に設定し、確実に計測rnできるように先端ジャッキを併用する引張載rn荷試験方式を採用した。