香川県の特別支援学校における防災・避難対策に関する事例研究

摘要

課題として、①避難訓練は一般的な防災マニュアルに沿rnったシナリオに基づき、何が起きるかが事前に分かっていrnる状況で実施されている。しかし、災害対処能力の向上rnには障がい児の困難に配慮した避難訓練とともに、児童・rn生徒のみならず教員の判断力や意思決定能力を高めるこrnとが重要であり、そのための訓練手法の導入が求められるrnこと、②防災教育の授業時間確保が困難なうえに、障がrnい児を対象とする防災教育の手法や教材が不足しており、rn学級担任の創意工夫などの力量に委ねられていること、③rn実際の災害体験からは、概ね良好な避難対応が見られたがrn一部に不手際も見られ、日常的・継続的な積み重ねが必要rnであること、等が挙げられる。