鉄道駅における折板屋根タイトフレームの腐食状況に関する調査研究（その２）腐食に影響を与える因子の分析

摘要

TF の腐食度合と腐食因子について分析を実施した結果，rn以下の知見を得られた。rn(1) 腐食度合と経過年数には7 割程度の有意な相関が認めrnられた。また，沿岸地区にはその他地区よりも腐食の進rn行が速いことが確認された。rn(2) 腐食度合と離岸距離は4 割程度の有意な相関が認めらrnれた。また，経過年数15~19 年で離岸距離による腐食度合rnの差が明確に確認された。rn(3)重回帰分析により，経過年数，離岸距離に加えて河川rnからの距離，年間平均気温がTF の腐食因子として認めらrnれた。rn今後はさらなる調査・分析によってTF の腐食因子を精rn査し，各因子の腐食への寄与度をより明確にしたい。