建物の隙間の評価方法に関する研究その１ 新築戸建住宅に対する検討

摘要

木造戸建住宅において，本研究で提案した並列結合モrnデルは，測定値との適合性は2 次式には劣るが，指数式をrn上回る適合性を示した。並列結合モデルにより算出したrn隙間特性値n とクラック開口比率の関係を3 次式で表現しrnた。n 値によりクラック開口比率を求め，住宅における隙rn間の構成を知ることができる。在来工法や2×4 工法は乾rn式ゆえの施工精度に起因し，C 値などにばらつきが見られrnた。一方，FP 工法は湿式工法に近く，C 値は一貫して小rnさいが，間取り（窓面積割合）の影響か，クラック開口rn比率にばらつきが見られた。今後は改修前後の住宅のクrnラック開口比率について着目し，改修箇所の特定や改修rn効果の評価に並列結合モデルが利用できることを目指す。