パッシブ換気住宅における換気特性と室内環境その2 室内空気質の追跡調査

摘要

床下を給気チャンバーにし、PAC で処理した室内空気rnを床下に循環させるパッシブ換気住宅における室内空気rn質の追跡調査を行った。初期減衰が速い溶剤系VOCs とrnゆっくり減衰する木材系VOCs の濃度減衰に明確な違いrnが確認された。また、当初やや高いレベルであったrnTVOC 濃度は溶剤系VOCs の影響が大きく6 ヶ月後にはrn低くなった。rn2 階にある排気口から住宅全体の排気が行われることかrnら2 階部分の汚染物質濃度が高くなることが予想されてrnいたが、化学物質やET 濃度が2 階空間でやや高くなる場rn面が見られたものの一律な傾向として2 階の空気質悪化rnは認められなかった。PAC により室内空気と床下空気のrn撹拌効率が高いと考えられ、当換気システムにより空気rn中汚染物質濃度の偏重や空気質の悪化は見られなかった。