鋼構造有孔梁のリング状鋼板補強工法の改良に関する実験的研究（その３ 溶接の低減）

摘要

鋼構造建築物の梁に設けられる設備配管用貫通孔に対するrn補強方法に関して多くの研究がある1) ～6)．外面が４５度の傾斜rnを持つ台形断面の補強リングを溶接する本補強工法1) ～2)は，rn高い施工性と所定の構造性能を持つことが実験的に確認され，rn既に実用化されている．近年，建築構造物の高層化と大型化かrnら特に梁ウェブ板厚が厚い場合の溶接量低減と梁補強リングrnの高強度鋼への対応が必要となってきた．本論では，溶接部rnのど厚（溶接量低減）やリング材質への高強度鋼材の適用など，rn工法の適用範囲の拡大を目指した性能確認実験を行う．