医療・福祉施設における感染リスク低減に関する研究その39：近距離における飛沫核曝露量実験

摘要

本報では近距離における飛沫核曝露量と相対湿度の関rn係を実験的に把握することを目的として行った実験の概rn要および結果を報告した。本実験結果より相対湿度条件rnで比較すると、30%RH 条件では（(X,Y)=(0.5, 0)）測定点rnで飛沫核曝露量積算値が最大になったが、50%RH 条件でrnは（(X,Y)=(0.8, 0)）測定点で最大となった。また、飛沫核rnは直線的に直行するだけではなく、横方向にも拡散しなrnがら進行する様子が確認された。以上より、相対湿度はrn飛沫核曝露量のピークが現れる距離に影響し、飛沫核のrn分散の傾向に影響する可能性が考えられる。距離条件をrn比較すると、いずれの相対湿度条件においても、X=1.6 mrnを境に飛沫核個数が大きく減少することが考えられる。rn飛沫核曝露量に対しては、相対湿度条件より距離条件のrn方が、影響が大きいことが推察された。