施設Ｋの入所児の属性分析: 旧肢体不自由児施設から医療型障害児入所施設への移行前後におけるrn施設利用実態の比較に関する研究　その１

摘要

2012 年の児童福祉法の改正によって，障害種別にrnよって細分化されていた障害児入所施設は，重度・重複障害や被虐rn待児への対応等を図るため，障害児入所支援に再編された．この改rn正によって，旧法の第1 種自閉症児施設，肢体不自由児施設，重症rn心身障害者児施設は，医療型障害児入所施設へ統合されることとなっrnた．しかし，制度改正に伴い，施設利用がどのように変化し，施設rn面でどのような対応が求められているのかについて，建築計画の視rn点からの検討は十分になされていない．また，医療型障害児入所施rn設の施設基準には，スタッフの人員配置，床面積，所要室についてrnは定められているものの，居室や生活空間の規模や構成方法等の施rn設計画に関する指針は明確に定められてはいない．そこで，著者らは，rn医療型障害児入所施設への移行を機に，移転新築を行った施設Ｋにrn着目し，移行期前後の環境構成と行動の変化について検討する研究rnを構想した．