観測記録に基づく超高層免震建物の時刻歴応答解析モデルの構築その 2 時刻歴応答応答解析モデルを用いた地震および風応答解析

摘要

本報その 2 では，本報その 1 の分析結果に基づき時刻歴rn応答解析モデルを構築し，観測値と解析値を比較するこrnとで同定手法の妥当性を検討した。rn(1) 同定モデルにおける応答は，地震応答観測記録を精度rn良く再現できた。rn(2) 設計モデルにおける免震層変位および加速度標準偏差rnは，風応答観測値と比較して応答を約 3～7 倍過大評価rnした。同定モデルにおける免震層変位は観測値と概ねrn良い対応を示したが，免震層および上部構造の加速度rn標準偏差は，設計モデルよりは誤差が縮まるものの観rn測値の応答よりも約 2～3 倍大きくなることを確認した。