四谷コーポラスにおけるメゾネット式住戸の変遷に関する研究: 基本設計図・実施設計図・現況実測図の平面構成の比較を通して

摘要

四谷コーポラス（1956 年竣工・新宿区）は日本で最初rnの個人向け民間分譲集合住宅であり文1) 文2)、鉄筋コンクリーrnト造５階建でメゾネット式のA 型（23.3 坪）24 戸とフラッrnト式のB 型（15.6 坪）4 戸の計28 戸からなる。2017 年rn3 月に再開発による取り壊しが決定した。先行研究文3) にrnより四谷コーポラスでは居住者の要望によりある程度間rn取りの変更が可能な二段階的な設計手法が用いられていrnたことが明らかになっている。本稿ではその中のメゾネッrnト式住戸に着目し、実施設計時とその後の約60 年の間でrn行われた個々の改修による間取りの変遷の特徴を読みとrnることを目的とする。